前回、ポーリッシュ・ポタリーのふるさと「ボレスワヴィエツ」の街についてご紹介しました。
そこで、今回は、ボレスワヴィエツ陶器の代名詞とも言える「ザクワディ・ツェラミチネ・ボレスワヴィエツ窯(Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC”)」を紹介します。
数ある窯の中で唯一、社名に「ボレスワヴィエツ」という地名を入れることを許された窯なのです。
ロイヤルウースター(Royal Worcester)は1751年に創業され、現在も操業を続ける陶磁器メーカーとしては、イギリスで1、2を争う長い歴史を有しています。
ちなみに、ロイヤルクラウンダービーの創業が1750年なので、わずか1年の差で最古の窯という栄誉は逃していますが、ヨーロッパで最初に硬質磁器の製造に成功したマイセンの創業が1710年、イギリスで最も有名ともいえるウェッジウッドの創業が1759年ですから、いかに長い伝統を有している窯かイメージが湧くのではないでしょうか。
ロイヤルコペンハーゲンを2回に分けて総力特集!
前編の今回はロイヤルコペンハーゲンの歴史や、最初に作られたシリーズの秘密にせまります。
ロイヤルコペンハーゲンの中でも定番の絵柄は、1775年の創業後すぐに誕生したあるシリーズが元になっていることがわかりました。
膨大な磁器コレクションを集め、マイセンを創設するなど、"強健王"として有名なアウグスト2世と、彼の妃クリスティアーネの間に唯一の子どもとして誕生したアウグスト3世(August III Sas、1696-1763)。
政治の世界での鬱憤を晴らすかのように、アウグスト3世は、芸術を愛し、ザクセンの都ドレスデンにヨーロッパ屈指のコレクションを築き上げ、ドレスデンを芸術の都として今日の発展の礎を築き上げます。
フリードリヒ1世(Friedrich I、1657-1713)は、ブランデンブルク選帝侯であったフリードリヒ・ヴィルヘルムと、オランダ総督の娘であった妻ルイーゼ・ヘンリエッテとの間に、東プロイセンの中心都市であったケーニヒスベルク(現 ロシアのカリーニングラード)で生まれます。
この当時のプロイセンはというと、神聖ローマ帝国を形成する領邦国家のひとつではありましたが、多数の諸侯が入り乱れるうちの、要するに、田舎の地方政権といった様相。
1815年、イギリスの首都ロンドンのテムズ河近くの街ランベス(Lambeth)にて、ロイヤルドルトン(Royal Doulton)は産声を上げました。
創業者のジョン・ドルトン(John Doulton、1793–1873)が、ビジネスパートナーであるジョン・ワット(John Watts)、マーサ・ジョーンズ(Martha Jones)とロイヤルドルトンを創業した当時は、素朴で重厚な炻器(せっき、陶器と磁器の中間のような性質を持ち、光も水も通さない硬く引き締まった風合いが特徴)で、ビールのピッチャーや水差しなどの日用品を作っていたようです。
ロイヤルアルバートの特徴は、英国王室御用達の名にふさわしいエレガントな佇まいと、美しい花柄のデザインにあります。
まずは代表的なシリーズである、オールド・カントリー・ローズについてご紹介したいと思います。
「オールド・カントリー・ローズ」は1962年に誕生し、単一デザインで一億ピース以上を売り上げ、大ベストセラーとなりました。
一億ピースというと、日本国民の成人のほぼ全員が持っているくらいの数ですから、いかにすごい人気であったか想像ができますね。
マリー・アントワネット(Marie-Antoinette、1755-1793)は、オーストリア皇帝のフランツ1世とその妻マリア・テレジアとの間に、第15子としてウィーンに誕生します。
オーストリアとフランスは、数百年間にわたって、ヨーロッパ大陸での覇権を争う宿敵関係でしたので、一旦は同盟関係を結べたものの、いつ瓦解してもおかしくない状態のため、早いうちに一層の関係強化を図る必要がありました。
そこで白羽の矢がたったのが、オーストリア側は14歳のマリー・アントワネット、フランス側は15歳の王太子(後のルイ16世)です。幼いマリー・アントワネットは、両家融和の象徴として、フランスに輿入れすることになります。
ポートメリオン(Portmeirion)は、陶器デザイナーのスーザン・ウィリアムズ・エリス(Susan Williams Ellis、1918-2007)と夫ユーアン(Euan)によって設立された陶磁器メーカーです。
若いころのスーザンは、20世紀のイギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーア(日本でも「箱根 彫刻の森美術館」で作品を見ることができます)と、画家グレアム・サザーランドのもとで学んだ陶器デザイナーでしたが、1953年に夫のユーアンと共に、父親からウェールズの土産物店を引き継ぎ、ポートメリオン村で営んでいました。
オランダの陶器と言えば、デルフト・ブルーが有名で、このサイトでも以前、「ロイヤル・デルフト」を紹介しました。
しかし、オランダにはもう1つ、「ロイヤル」を冠する陶器ブランドがあるのをご存知でしたか。
今回は、日本ではまだあまり、知られていない「ロイヤル・ティヒラー・マッカム(Royal Tichelaar Makkum)」を紹介します。
ジャンヌ・アントワネット・ポワソン(Jeanne-Antoinette Poisson、1721-1764)、これがポンパドゥール夫人の誕生名です。
ポンパドゥール夫人は、平民という身分ではあったものの資産家の出身であり、貴族以上の教育をうけ豊かな教養を身につけ、19歳の時に徴税請負人のシャルル=ギヨーム・ル・ノルマン・デティオールと結婚します。
そこから、自分の美貌と頭の良さ、センスの良さをフル活用して、時の国王ルイ15世に取り入り、立身出世を果たしてくのです。
ドイツ生まれのユリアーネ・マリー・フォン・ブラウンシュヴァイク(Juliane Marie von Braunschweig-Wolfenbüttel、1724-1796)は、1752年にデンマーク=ノルウェー連合国の王として君臨するフレデリク5世(1723-1766)のもとに嫁ぎました。
フレデリク5世の前妻ルイーセが亡くなってから7か月後のことでした。