この時期には、産業革命が市民に芸術を謳歌させ、イギリス芸術をヨーロッパの中心へと押し上げる原動力になりました。
この時代イギリスでは既に芸術の担い手は王や貴族だけではなくなっていました。産業革命により新富裕層が出現、住宅ブーム、アフタヌーンティーや家庭演奏会流行等、生活文化・社交文化が非常に発展します。
白い黄金と称えられた白磁器の製法がヨーロッパで初めて解明され、現在のドイツ・ザクセンのアウグスト強王がマイセンを創設してからおよそ30年、ロシアでは初となる陶磁器窯が誕生!
それがロシア最古の歴史を誇る名窯インペリアルポーセリンです。
インペリアルポーセリンは、1744年、女帝エリザヴェータ(Elizabeth Petrovna, 1709-1762)の命により皇帝専属の陶磁器工房としてペテルブルク郊外に創設されました。
実は、その長い歴史の発端は彼女の父である初代ロシア皇帝ピョートル大帝の時代までさかのぼります。
「白い食器が好き」「ヨーロッパのアンティークや建築デザインが好き!」、そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。
もし、あなたがそうなら、迷わずフランスの「アスティエ・ド・ヴィラット」という食器ブランドをオススメします!
芸能人のSNSにたびたび登場したり、デザイン系の雑誌に取り上げられたりするなど、何かと話題の「アスティエ・ド・ヴィラット」。
今回は、この「アスティエ・ド・ヴィラット」が人々の心を惹きつけてやまない理由や人気シリーズを紹介します。これを読むと、食器がますますほしくなって危険かも!
ドイツからやってきたジョージ1世がイギリス国王の座についた1714年から、3代後のジョージ4世が亡くなる1830年までの約100年間のハノーヴァー朝の治世を、「ジョージアン時代」と呼びます。
外国人芸術家に頼りっきりで、これと言った傑作が見いだせなかったイギリス芸術において、強い愛国心からようやくイギリス独自のスタイルが生まれ始めたのはまさにこの時期のことです。
「華やかでロマンチックなデザインが好き!」「せっかくティーカップを買うなら、ヨーロッパの貴婦人が使ったようなデザインがいいな」―そう思う方もいるかもしれませんね。
そんなあなたには「KPMベルリン」がおすすめです。
日本ではまだあまり知られていませんが、実はマイセンと肩を並べるドイツ主要7窯の1つにあげられる窯なのです(ちなみに、他は、ヘキスト、ニンフェンブルク、フュルステンベルク 、フランケンタール、ルドヴィヒスブルク )。
特に、ロココ調のデザインは種類が豊富。
「ロココ」とはつる草や貝殻をあしらったロカイユ模様から発した言葉だと言われています。
フランスの貴婦人たちによってブームになった淡いパステルカラーを多用した優雅で雅やかなスタイルです。
今のロンドンの景観が生まれ、ようやくイギリスに独自のスタイルが誕生し始めた時代です。
1660年、イギリス革命の中で共和政が倒れ、ステュアート朝の王政が復活しました。その後、1688年の名誉革命までを王政復古期といいます。
この時代は共和制に不満を持っていた貴族たちによる華美で享楽的なバロック・スタイルが復活しました。
シノワズリ(中国趣味)とは、中国製品の“コピー”ではなく、あくまでも中国“風”のものということで、西洋人の東洋の文化へのあこがれから生まれた西と東の美術のコラボレーションなのです。
中国人がコピーした有名キャラクターや東京オリンピックのエンブレムの盗作問題など、“パクリ”はとかく大きな問題になっています。
しかしなぜ“パクリ”、いわゆる複製やコピーがこれほど大きな問題になるのでしょうか?