ベルリンという名前が歴史上に登場するのは13世紀になってからのことですが、15世紀には、神聖ローマ帝国の皇帝を選ぶ選挙に参加できる権利をもった「ブランデンブルク辺境伯」の領地における中心都市として発展します。
政治的な重要性をもった土地であったこともあり、ブランデンブルク辺境伯領の統治者は、ヨーロッパ宮廷一の美貌といわれた皇妃エリザベートの生家でもある名門ヴィッテルスバッハ家や、17世紀以降は、プロイセン王国の王家を世襲したホーエンツォレルン家へと、統治者は変遷します。
日本人が好むブルー&ホワイトの色調、格調高い金彩・・・冒頭のティーセットの写真を見て、どこのブランドのもの!?と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
「インペリアル」という名前からわかるように、皇帝に愛された窯で、270年以上の長い歴史を誇るロシアのブランド。2000年代に入って現在の名前に変更するまで「ロモノーソフ」と呼ばれていた「インペリアル・ポーセリン」です。
今回はインペリアル・ポーセリンの歴史や、上記写真にもある代表作「コバルト・ネット」のデザインに裏にあった悲しい秘話など、これまで日本では知られていなかった詳しい情報を余すところなく紹介します。
あなたの知らない、華麗なロシア磁器の世界にお連れします!
今回は、ドイツ7大名窯のひとつ「フュルステンベルク」にスポットを当てて、その歴史や特徴、人気シリーズを詳しく紹介します。
日本ではあまり有名とは言えませんが、創業から270年以上たった現在もずっと創業時と同じドイツの地で磁器を作り続けている窯でもあります。知る人ぞ知る「フュルステンベルク」の魅力に迫ります!
今回ご紹介したいのは、そのドイツ7大名窯の1つに数えられる「ニンフェンブルク」窯。18世紀創業のバイエルン王家ゆかりの由緒正しき窯です。
このニンフェンブルク窯がすごいのは、伝統的な手法を今も徹底して守り抜いているところ。その卓越した技術が評価され、イギリスのエリザベス女王や日本の上皇ご夫妻など、世界の王室・皇室メンバーが訪問する窯でもあります。
今回は、ニンフェンブルク窯の歴史やこだわり、代表作などをどこよりも詳しく紹介します。徹底した「ものづくりの姿勢」に圧倒されますよ!
ハンドペイントならではの温もりや愛らしいデザインがお好みの方にぜひチェックしてほしいのがフランスの「ロールセリニャック」窯!
王妃マリー・アントワネットやポンパドゥール夫人が愛したモチーフをふんだんに使ったハンドペイントの食器でひそかに人気なのです。
高いハンドペイントの技術はフランス政府だけでなく、一流ブランドにも高く評価され、実はエルメスの食器の絵付けも担う窯なのです!
今回は「ロールセリニャック」窯の歴史や特徴から、人気シリーズまで詳しく紹介します。
ミュンヘンの街の歴史は、12世紀にまで遡り、 もともと、塩の交易路であったため、関所や貨幣鋳造、市場の街として発展します。
しかし、ミュンヘンが本格的に街として栄えるのは、1180年に神聖ローマ帝国の皇帝 フリードリヒ1世(Friedrich I 、1122-1190)によって、 家来であったヴィッテルスバッハ家のオットー1世(Otto I、1117-1183)がバイエルン大公の位を与えられてから。
以降、ミュンヘンは、第一次世界大戦まで、実に800年もの長きに亘って、オットー1世の子孫の統治するところとなります。
フランス宮廷の世界がお好きな方、マリー・アントワネットのために作られた食器の「復刻版」が手に入るってご存じですか?
「ロワイヤル・リモージュ」というフランスの王室御用達窯は、歴史と伝統に培われた高い技術のもと、世界各国の美術館に展示されている作品の復刻を許された窯なのです!
フランスの文化的遺産といっても過言ではない傑作デザインが手に入るとは、夢のような話ですね。
今回は「ロワイヤル・リモージュ」の歴史や、人気の食器セットそれぞれにまつわるエピソードなどを紹介します。
パリから電車で約2時間、フランスのほぼ中心に位置し、ワインで有名なブルゴーニュ地方ニエーヴル県の県庁所在地ヌヴェール(Nevers)。
ロアール川とニエーヴル川の合流点にあり、中世にはニベルネ公領の首都、河港都市として繁栄しました。現在は工業の中心で繊維・化学工業などが盛んな発達した街です。
フランス北部ノール県ヴァランシエンヌ郡にあるサンタマン・レゾー(Saint-Amand-les-Eaux)という街。
ベルギーにほど近く北フランスの拠点の街リールから約40キロほど離れた場所にあります。またトヨタの工場があることで有名なヴァランシエンヌから約10キロ。
この辺りを含むオランダ南部、ベルギー西部、フランス北部にかけては、中世にフランドル地方として毛織物業を中心に商業、経済が発達しヨーロッパの先進的地域として繁栄しました。
フランスの北東部ロレーヌ地方、グラン・テスト圏のムルト=エ=モゼル県にあるバドンヴィレという町。
郡庁はバドンヴィレともゆかりの深い、陶器と刺繍の街リュネヴィル。距離にして約30キロほどのところにあります。
バドンヴィレの町は人口約1500人。大きな町ではありませんが、自然豊かな素晴らしい景観をもつ町です。
アラビアやイッタラは知ってるけど、グスタフスベリという名前は聞いたことがないという方でも、上記写真にある緑の葉っぱをモチーフにした食器はどこかで見たことがあるかも?
「グスタフスベリ」はスウェーデンの老舗窯。今も昔と変わらず、スウェーデンのグスタフスベリという街で職人が作る食器なのです。おまけにデザインは名作ぞろい!
今回は、グスタフスベリ窯の歴史と、人気の名作シリーズを一挙、ご紹介します。ひと味違った北欧デザインを探しているなら、おすすめですよ!
「ビング・オー・グレンダール」はデンマークの伝統ある陶磁器ブランドの会社。実はここ、世界で最初にクリスマスのイヤープレートを作った窯なのです。
また、デンマークでは10家庭に1家庭は持っていたという国民的人気シリーズを生み出したブランドでもあります。
今日は「ビング・オー・グレンダール」のクリスマスのイヤープレートの秘話や、爆発的人気を呼んだシリーズについて紹介します。