今日のヴィンテージカップに描かれているお花
の名前、何かわかりますか？
冒頭に思いっきり、答えを書いておりますが、
そう、睡蓮(スイレン)です！
仏教とゆかりの深い「ハスの花」と混同され
がちですが、睡蓮はイギリスでは勿忘草
（ワスレナグサ）と並んで、7月の誕生花でも
あります。
今日は「睡蓮」にフォーカスしてみます！
睡蓮とハス。似てるけれど、どこが違うの？
睡蓮は英語でwater lily、ハスはlotus。
日本語ではどちらも「蓮」の文字を含みますが、
英語だと全く違いますね。
water lilyとは
「水面に咲く百合」というイメージでしょうか、
とても優雅な名前ですね！
一番の違いは花の咲き方。
ハスは茎があり、水面よりずっと高いところで
花が咲きますが、
出典：Wikipedia(ハス)
睡蓮は水面に浮かんだように花を咲かせます。
出典：Wikipedia (Nymphaeaceae) ※睡蓮の学名
睡蓮といえば、まず思い浮かぶのがフランスの
画家「クロード・モネ」。ジヴェルニーに移り
住み、庭に睡蓮が咲き誇る庭を作りました。
出典：Wikipedia(Water Lilies (Monet series)：Water Lilies and Japanese Bridge)
時代を遡ると、睡蓮はギリシャ神話にも登場
するんです。また、古代エジプトでは太陽は
睡蓮から登り、また、太陽神「ラー」は睡蓮
から生まれたと考えられていました。
とても神聖な花だったんですね！
睡蓮は「ナイルの花嫁」と呼ばれ、現在、
エジプトの国花でもあるんですよ。
そんな背景もあり、睡蓮の花言葉は「純粋な心」
「清浄」「信仰」「信頼」など、清らかな
イメージの言葉が並びます。
睡蓮もハスも神秘的なものを感じさせる花
だったのかももしれませんね。
「睡蓮」を描いた珍しいヴィンテージが新入荷！
イギリス・タスカン窯の「バースデイ
フラワー」シリーズから7月の誕生花
「睡蓮」のトリオです。
タスカン窯は19世紀の終わりごろにイギリス
で創業した窯。金彩をふんだんにあしらった
豪華なものから、花々をさりげなく
あしらったものまで、豊かなラインナップで
人気です。
バースデイフラワーシリーズは、毎月の誕生花
を写実的に描いた人気のシリーズ。誕生月の
ものだけでなく、好きな花や季節のものを
コレクションするのもいいですね。
この商品はカップ、ソーサー、プレートが
セットになった「トリオ」です。バック
スタンプなどから、1940年代後半〜
1970年代前半に作られたものだと考えられ
ますが、特筆すべきダメージはなく、状態は大変良好
です。イギリス製です。
7月生まれの方はもちろん、睡蓮が好きな方、
珍しいモチーフのカップを探している方に
特におすすめです！コンディションも
とても良好です。
7月のティータイムはこの睡蓮のトリオで
ぜひ、楽しんでくださいね♪
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