エマ・ブリッジウォーター|カラフルで、英国カントリー調の温もりあふれるテーブルウェア

イギリス人女性の心を掴んで離さない手作り感あふれる陶器

有名なヨーロッパの陶器会社は、創業が18~19世紀と歴史のあるところが多いですね。

その中で1985年創業と歴史は浅いけれど、女性に幅広い人気を得ている窯があります。

その名もエマ・ブリッジウォーター(Emma Bridgewater)。今回はその魅力と歴史に迫ります。

エマ・ブリッジウォーター出典:https://wabbey.net(「Wallflower」というスイセンの花をモチーフにしたシリーズ)

手作りの温もりあふれた、カラフルな陶器が特徴のエマ・ブリッジウォーター。

現在は、ハロッズやリバティなどロンドンの有名百貨店でも広く取り扱われるほどの人気です。

エマ・ブリッジウォーターの陶器は、ウェッジウッドなど有名陶器ブランドも工場を構えるストーク・オン・トレントで作られています。

海外(イギリス外)で生産する有名ブランドもある中、エマ・ブリッジウォーターは「メイド・イン・イングランド」にこだわっています。

エマ・ブリッジウォーター出典:https://wabbey.net(ストーク・オン・トレントにあるエマ・ブリッジウォーターの工場とショップ)

英国王室とも関わりがあり、2012年のエリザベス女王即位60年記念の商品や、ジョージ王子やシャーロット王女誕生記念マグカップも販売されました。

またキャサリン王妃も工場を訪れて絵付け体験をしたそうですよ。

エマ・ブリッジウォーターとキャサリン王妃出典:https://www.zimbio.com/(キャサリン王妃)

 

母への誕生日プレゼントが見つからなかったことが創業のきっかけに

そんなエマ・ブリッジウォーターの陶器が興味深いのは、その創業のきっかけ。

「母の誕生日プレゼントに特別なティーカップとソーサーを探していたけれど、どれもちょっとフォーマルすぎるか、ちょっとダサかったのです。これが『ピン』ときた瞬間でした。私は気づいたのです。『美しさと実用性を兼ね備えた陶器』はあるけれど、『くつろぎのある、彩り豊かな生活のための陶器』はまだないと。」

エマ・ブリッジウォーター

(出典:『Toast & Marmalade and Other Stories

そんな理想のカップを作りたい思いから、1985年に創業。以来、エマとその夫のマシューが二人で会社を経営し、エマ・ブリッジウォーターのデザインはこの二人から生みだされています。

エマとマシュー

出典:エマ・ブリッジウォーター公式サイト(エマとマシュー)

エマは主に、スポンジスタンプを手押しして作られる「スポンジウェア」のパターンデザインとシェイプデザインを、マシューは主に時を超えて愛され続けている「ブラック・トースト(Black Toast)」シリーズや鳥や犬、動物などのモチーフを担当しています。

実はマシュー、鳥やガーデニング、田舎が大好きで、そのあふれる思いが一つひとつの陶器に反映されているそうです。

エマ・ブリッジウォーター出典:https://www.zimbio.com(野菜や鶏などイギリスの日常の暮らしをモチーフにした陶器たち)

 

4人の子どもとの毎日の暮らしから、たくさんのデザインが生まれている

バラエティ豊かなエマ・ブリッジウォーターのデザイン。これはエマとマシューの4人の子どもとの毎日の暮らしから生まれているものだそう。

例えば、オレンジが鮮やかな「マーマレード柄」は、毎年2月に手作りのマーマレードジャムを作ることが家族の習わしになっていることにヒントを得たもの。

また、深めのパスタ皿にもストーリーが。エマは家族にパスタをたっぷり盛って出すのが好きで、そういう皿を探したけれど、見つからなかったので、自分で作ったのだとか。

 

「自分たちが家で使いたいと思うものしかデザインしない」こだわりも

自分たちが生み出すデザインにあふれる思いをもつ二人。エマは毎日の生活を豊かに彩ってくれるものを作りたいと思っているそう。

それは優美でいて、かつ使っていてうれしくなるもの―例えば、朝起きて一杯目の紅茶を飲むときに元気にしてくれるような愛らしいマグカップ―や、くすっと笑顔になるような遊び心のあるメッセージが書かれた皿といった「自分たちが家で使いたい」、そう思うものしか作らないのです。

だから、エマ・ブリッジウォーターの陶器はすべて食洗機で洗うことができます。そのようなこだわりもも人気の理由の1つなのかもしれませんね。

 

イギリスの小さな村の丁寧な暮らしを思わせる 普段使いのエマ・ブリッジウォーターの食器たち

たくさんの人気シリーズがある中から、代表的なものを紹介します。

1)ポルカ・ドット(Polka Dot

エマ・ブリッジウォーターの代表的な柄と言えば、このカラフルな水玉模様。

マグカップやティーポットはもちろんのこと、大皿・小皿・パスタ皿、カトラリーまで幅広く展開しています。

また、スタンプの形や色が違うバージョンも。

水玉がハート型になった「ポルカ・ハート(Polka Heart)」や青い星が散りばめられた「スタリ―・スカイズ(Starry Skies)」、スイセンの花モチーフの「ウォールフラワー(Wallflower)」、ピンクのバラが特徴の「ローズ(Rose)」「ローズ&ビー(Rose&Bee)」も人気です。

エマ・ブリッジウォーター、ポルカドット出典:https://wabbey.net(ポルカ・ドット)

2)ブラック・トースト(Black Toast

白地に黒の文字が印象的なデザイン。マシューがデザインし、25年以上愛されて続けている人気のシリーズです。

初めてデザインしたときは、こんなに人気になるとは思っていなかったとか。

白黒のシリーズはほかに、カトラリーをモチーフにした「ナイブス&フォークス(Knives&folks)」もあります。

エマ・ブリッジウォーター、ブラックトースト出典:https://wabbey.net(ブラック・トースト)

 

3)鳥、犬、猫などの動物モチーフ

エマ・ブリッジウォーターは、スポンジウェアだけではありません。

イラストベースのシリーズも豊富。エマの夫マシューが大好きな鳥をはじめとして、たくさんの動物モチーフの陶器があります。

特に鳥をモチーフにしたシリーズはバラエティ豊か!

イギリスの庭にやってくるさまざまな種類の鳥から、にわとりまで「鳥」を知り尽くしたマシューならではのラインナップです。

もし、鳥モチーフでどれを買うか迷うなら、イギリスの国鳥とされていて、イギリスのクリスマスモチーフとしてもよく登場するロビン(ヨーロッパコマドリ)は愛らしくてお勧めですよ。

エマ・ブリッジウォーター 出典:https://wabbey.net(鳥だけでなく、犬モチーフもバラエティ豊か)

 

その他、エマの食器棚モチーフやクリスマス限定のものも

数えきれないほど、種類が豊富なエマ・ブリッジウォーターのテーブルウェア。

スポンジウェアや動物モチーフ以外にも要チェックのシリーズがあります。

中でもご紹介したいのが、エマの家のキッチンにある食器棚をそのままデザインにした「サンダーソン・ドレッサー(Sanderson Dresser)」。

この食器棚には、自分が生み出した食器、母や祖母から譲り受けた大切な食器がいっぱいつまっていて、エマのお気に入りの1つとか。

エマ・ブリッジウォーター出典:エマ・ブリッジウォーター公式サイト(サンダーソン・ドレッサー)

また、クリスマスやハロウィンなど季節のパターンもあります。

特にクリスマスはいろいろな種類の柄のテーブルウェアがあるので、ぜひチェックしてみてください。

エマ・ブリッジウォーター出典:https://wabbey.net(クリスマスモチーフ)

 

エマの陶器にオリジナルメッセージを入れられるサービスも嬉しい

エマ・ブリッジウォーターの陶器のもう1つの魅力は、好きなメッセージや名前を入れて世界でただ1つの陶器を作ることができるところ。

店頭やオンラインで注文ができます。プレゼントに最適ですね。

エマ・ブリッジウォーター出典:https://wabbey.net(オリジナルメッセージを入れられるサービス)

 

いかがでしたか?

エマとマシューから生み出される陶器からは、豊かな自然を愛する心や家族との丁寧な暮らしなど二人の陶器にかける思いが伝わってきますね。

そんな陶器たちをぜひ、一度手に取ってみてください。

 

参考資料

エマ・ブリッジウォーター公式サイト